WORK COLLECTION

作品集

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WORK COLLECTION : NEW

蔵王の家

  • 敷地面積:1213㎡
  • 建築面積:198.74㎡

蔵王の森に抱かれた、間口二十四メートルの建築。

150年前の民家の古材を
巧みに取り入れた別荘。
江戸時代初期に発見され、400年以上の歴史を持つ、遠刈田温泉の一角。深い緑に囲まれたこの建物には、静かでゆっくりとした独自の時間が流れている。企業の保養所を兼ねた別荘としての利用というご要望を受け、50年前の民家の良質な古材を取り入れた古くて新しい住まいをご提案。モダン雰囲気を醸し出すマットブラックの外壁と間口24メートルの圧倒的なゆとり。この間口を活かすべく、長い廊下を兼ねたテラスは光が差し込むと、美しい光と影のコントラストが映し出される。マットブラックの外壁からのぞく、外の緑もまぶしい。プライバシーを守りながらも、外から見ても、内から見ても美しい景色が楽しめる構造となっている。
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大人数での利用を考えた、モダンかつ開放的なリビング。

季節の移ろいが生み出す色の変化、
その季節ごとのうつくしさを愉しめる。
社員や家族での利用を考え、リビングも広々。オープンキッチンのリビングはパーティーなどにも最適。蔵王の冬の厳しさも、薪ストーブがじんわりと温めてくれる。建物の中でゆっくり過ごす時間もいいが、アプローチや庭にもこだわりの数々が散りばめられている。古い民家で踏み石として使われていた石巻の「稲井石」や雨水受けには仙台の焼き物「堤焼」の瓶も再利用。そのほか漬物石や石臼なども施主宅の庭にあった色々なものを使い仕上げたアプローチ。建物を取り囲む庭には広範囲で芝生が敷き詰め、ヤマボウシやカシ、カエデと季節の移ろいを愉しめる植木も配置。少しだけ非日常的でありながら、居心地がいいのは、古きよきものたちのおかげなのかもしれない。
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太陽の光がたくさん入る明るい住まい。長い廊下のおかげで、リビングに居ながらにしてテラスのような開放感。伝統構法の住まいでありながら、絵画やおしゃれな照明など洋風テイストともマッチする。

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温泉地という立地ならではの源泉かけ流しのバスルームをはじめ、ゲストルームなど社員たちやその家族に日頃の疲れを癒しエネルギーをチャージして欲しいという施主の想いが伝わってくる、贅沢な佇まい。

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